人生辞めたい日記@ぽっくん

鬱病、依存症、発達障害など持ち、社会に生きづらさを感じながらも一生懸命に生きている筆者ぽっくんのブログ。経験談を元に日々思ったことを気ままに書いて行きます。

海外で緊急手術を受けた話【part3帰国編】 #24

僕が海外研修中に病気になり、緊急手術を受けた話。

最終章、帰国編です!

前回の【part1 手術編】【part2 入院生活編】の続編となりますので

まだ見ていない方はこちらからどうぞ。 

 

pokkun24.hatenablog.com

 

さて、入院生活をして10日が経ったかなという所なのですが。

状態があまり良くなく、回復には時間がかかるそう。

そこで、このフランスの病院で治療するよりは、日本の病院で治療した方が良いのではと話し合いで決まり

帰国することとなりました。

 

 

しかし、フランスから日本までの飛行時間は約13時間

その間にまた再発し悪化したら大変であるため

日本から専属医師と看護師を派遣し、付き添いで日本へ帰国するという手段へ。

派遣医療を主に請け負っているプロ。

結構頑固な人そう…

看護師さんは40代くらいで、何かお母さんみたいな優しそうな方でした。

宜しくおねがい致します…。

 

 

今いるのは、南フランスの端っこの方。

空港へ向かうには移動距離が8時間くらい。

途中でホテルで一泊し、2日に分けて空港へ目指す。

 

 

もう結構限界を感じている。

車に揺られながら、体内に入っているドレーン(肺の中に入れてある治療機械)が当たって痛む。

食欲も全く湧かない。

車の移動中は救急車みたいに、手足を固定されてだったから身動きも取れず。

不自由過ぎて辛い。

 

 

1日目の夜、看護師さんがハンバーガーを買ってきてくれた。

えびフィレオ?みたいな。

フランスパンにサラダ、トマト、海老カツとか入っていて美味しかったのは印象的。

もう疲れていたので、すぐ就寝。

 

 

ちなみに、ドレーンが入っているときはお風呂に入れません。

毎日身体を拭いてもらってます。

これも潔癖症の僕にとってはとても辛いものだ。

 

 

次の日。

長い移動を終えて空港へ。

車イスで安静にしながら、時間になるまで安静にしてました。

日本人の学生さん達もいた。

視線が凄かった…障害者的に見られて気まずかったかなあ。

 

 

飛行機の時間。

なんと、ここで人生初のビジネスクラスに乗る事が出来た!!

テレビも付いていて、マッサージチェア、広いスペース、快適!

だがそんなこと言っている場合じゃないんだけどね…状況は変わらず辛いまま。

ここからの13時間を耐えれるかどうか。

 

 

ちなみに、ご飯はビジネスクラスだからなのかコース料理が出てきました。

けどそんなもの楽しむ余裕なんて無かったので内容は全く覚えていないです。

 

 

3人並んで、医師、僕、看護師の順で

何か起こってもすぐ対応できるように。

睡眠薬を貰って、頑張って寝たり。

13時間耐えたよ…無事何も起きず良かった。

 

 

日本へ到着。

最寄りの病院で入院し、日本式の治療に変えて、さらに1週間入院して完治、退院。

いやあ、長かった。

約1ヶ月間の戦いだった。

家族もすごく心配していたが、安心したみたいで良かった。

 

 

ちなみにこの歳のクリスマスと正月は病院で過ごしました。

普通にクリスマスケーキや、年越しそばなんか出るんですね!

というか日本のご飯美味しい…幸せ。

 

 

余談なのですが、

入院、医師派遣、移動代など、全て含めた医療費。

総額1000万円超えらしいです…。

保険かかってたから全然良かったけど

とんでもない思い出となりました。

 

 

また、数日後に、フランスでテロ事件が起こった。

これ、入院が伸びていたら日本へ帰れなくなっていた可能性があったよね。

不幸中の幸い。

 

 

実はその数ヶ月後、また気胸が再発して手術したのですが

それから24歳までの4年間一度も発症しておりません。

ようやく完治したみたいかな…(*_*)

たくさんの方達に支えられて今も生きています。感謝ですね。

 

 

以上で海外で緊急手術を受けた話、完結です。

ご覧頂きありがとうございました!

 

 

また、時間がありましたら

気胸で数十回入院し、4階手術を受けているので

それも記事にしていきたいなと思います。

これは主に中学生~高校生の話になります。

では、また!