パチンコ依存症者の気持ち #5
こんばんは、ぽっくんです!
パチンコをやった事がない、
又は少しやった事はあるけど
良い思い出がなくハマった事はないという方へ。
依存者はどんな心境でパチンコを打っていると思いますか?
趣味?暇つぶし?稼ぐため?
どれも違うんです。
パチンコ依存者は、過去に大勝ちをした経験があると思います。
運が良いと10~20万近く勝つことも!
それにより金銭感覚が麻痺しています。
大勝ちをした際に、脳内で好感物質であるドーパミンが大量放出されます。これを求めに行くのです。
勝ち負けよりも、つまらない毎日に刺激が欲しい。
この寂しさから来ているものだと思います。
パチンコを好きで打っているわけでもなく、辞めれるなら既に辞めています。
他の事で暇つぶしできるのであれば、既にやっています。
趣味もなく、友達も少ない…
パチンコに代わる楽しい事が見つけられず、ホールに通い、次第に考える事を失っていくんですよ。
最終的には物事全てに関して無感情になっていきます。
しかしお分かりだとは思いますが、パチンコをやっている多くの方は負けます。何故なら、必ず胴元が利益を生むように組み立てられているためです。
ギャンブルには還元率というものがあります。投資した際に平均でどの位返ってくるのかを表しています。
宝くじは約40~50%、競艇、競馬は約60~70%、パチンコは約70~80%、カジノは約90%と言われています。
つまり、パチンコに1万円使うと、平均で8000円返ってくるという事です。
2000円分損していますよね。
もちろん依存者はパチンコに少なからず知識を持っているので、この事を理解しています。
理解した上で、ドーパミンという物質に洗脳されて辞められなくなっているのです。
辞めたくても、辞められない。
足が勝手にホールに向かう。
「負けてもいい。とりあえず熱い演出来て楽しませてくれ。ドキドキさせてくれ。」
パチンコにいる時間は楽しみたい、良い思いをしたい。
「よし、大当たり!確変引けたぞ!…え、単発で終了?こんなに金使ってるんだからせめて確率分母くらいには当たれよ。」
台のせいにして、イライラをぶつけ解消しようとする。
「しまった、小遣い全部使ってしまった。アコム行って借りてくるか。まあ、勝てばいい話だし、最悪負けても次の給料でまかなえるさ!」
使ってはいけないお金まで手を出してしまう。
パチンコ依存症は、周りのせいではなく、自分のせいでもなく、脳の病気です。
意思が弱いからダメなんだ、と言うのは大きな間違いです。
しかし中々カミングアウト出来ないというのも現状でしょう。
借金を作ってしまった。周りには迷惑をかけたくないので、自分でなんとかしようと溜め込む。気付いたら追い込まれていて、最悪命を絶ったりしてしまう恐ろしい病気です。
近年ではカジノ法案が検討されていて、さらにギャンブル依存性者が増えるのではないかと考えています。
該当しているかも…?と思ったら
まずは相談して下さい。
まず始めは、専門の機関か心療内科へ行く事をオススメします。親族や友達だと、理解が得られなく罵倒されてしまう恐れがあります。若しくは同行して貰うのが良いです。
パチンコ依存症は一生治らない病気です。
しかし、進行を抑えたり、症状を軽くする事は可能です。
自分の意思だけでは絶対に解決できません。
僕も大分症状が軽くなりましたが、現在も治療中です。
なってしまったものはしょうがないのです、ゆっくりと病気と向き合い戦っていきましょう。
具体的な方法については別記事にて書こうと思います。
パチンコ依存症についてより多くの人に知っていただけたら幸いです。