人生辞めたい日記@ぽっくん

鬱病、依存症、発達障害など持ち、社会に生きづらさを感じながらも一生懸命に生きている筆者ぽっくんのブログ。経験談を元に日々思ったことを気ままに書いて行きます。

突然の電話に恐怖を感じてしまう【パニック障害について】#64

こんにちは、ぽっくんです。

皆さんは、パニック障害という病気を知っていますか?

聞いたことある!という方は多いかもしれませんね。

症状、原因は人それぞれだと思いますが

今回は僕がパニック障害になったお話をしたいと思います!

 

 

〜目次〜

 

 

 

パニック障害とは?

簡単に説明しますと

突然何らかの理由で、強い不安感に襲われ

呼吸困難、震え、焦り、汗が止まらない、などの症状が起こることです。

それが数分~数時間続き、恐怖、死を考えてしまったりします。

 

 

・原因は?

過去のストレス、過労によるものが多いと思います。

それらがまた再発するのではないか、と強く考えてしまい、ノルアドレナリン神経伝達物質)が多く分泌されます。

するとそれをセーブさせるセトロニンが不足し起こる。

心の病気と言うより、脳の病気なのです。

「どうしよう、どうしよう…」

発症時は何も考えることができず、落ち着かなくなり

自分をコントロールすることさえ出来なくなります。

 

 

・治療方法は?

抗うつ剤などの薬物療法があります。

再発をしてしまう可能性があるため、

1~3年飲み続け、長期間で回復に専念させます。

又、心理療法も効果的です。

根本的な問題を解決する行動を習得する方法になります。

 

 

パニック障害になったきっかけ

僕は22歳~24歳の2年弱の間、とあるレストランを新規オープンし、料理長をしていました。

あるオーナーさんと出会い、

「料理屋さんを始めたいんだけど一緒にやらないかい?」

と誘われたのが始まりでした。

新規店舗を運営するのは初めてでしたので、緊張もありましたが

楽しみでいっぱいだったんですよ。

 

 

順調に事が進み、お店がオープン。

10席くらいの小さなお店。

従業員は…僕のみ。

バイトに払うお金が足りるか微妙だったから。

まあ、なかなか経営が上手く行かず。

常連さんは出来たものの、売り上げが乏しく食っていくにはギリギリの状況。

不安が次第に強くなっていきました。

 

 

その間、毎日何度かオーナーから電話がかかってきて

「売り上げ少ない、給料引くぞ」

「後で店いくから覚悟しろよ」

「客呼ばないなら無理矢理外でて引っ張ってこい!キャッチしてくれ」

などなど、恐喝ばかり。

冬などの客足が中々無い時期は、料理をしながら外に出てキャッチし、自分でお客さんを連れてくる感じに。

しかし接客や会話が苦手な僕は全く効果なしでしたね。

その結果にまた電話、直接怒られたりして。

SNSもお店のために寝ずにずっとやって、ストレスが溜まりまくり。

 

 

そしてついに頭が回らず、動くことさえも出来なくなってしまいました。

仕込みもままならず。

睡眠も浅く、悪い夢をよく見るように。

しかしお店の家賃とか設備費用のお金は減るばかり。

「こっちの苦労も考えろよ!働け!金作れ!」

毎日オーナーに怒鳴られました。

 

 

電話がかかってくる時、着信音が鳴るじゃないですか。

その音にものすごく敏感になってしまいまして。

「またオーナーかもしれない…」

「知らない人…出るの怖い」

と過去のきつい出来事を繰り返し思い出してしまうんです。

その度震え、頭痛、胸の苦しみが止まらなくなります。

何気ない友人、家族の電話でさえも。

もう今では知り合い以外の着信は全部拒否し、マナーモードにしていますが

直接の対策には至っていないんですよ。

心理カウンセリングには通っているのですが

まだ少し時間がかかりそうです。

 

 

あとはそうですね…「金」という言葉に敏感になってしまいました。

この職場では第一にお金、と叩き込まれましたから。

洗脳された感じ。

何をしてもお金を意識してしまうのは、この経験をしてから。

本当はお金が全てじゃない事なんて分かってるけど、思い出してしまう。

もう人生が嫌になります。

 

 

・まとめ

以上が僕のパニック障害のお話でした。

「なんだ、そんなの大したことじゃないじゃん!」

「電話対応なんて当たり前、怒られるのも当たり前」

なんて思っている方が殆どだと思いますが

考え方、想いの強弱も人それぞれ。

一緒にしないでほしい。

僕は本当に死んでしまうんでないか、という恐怖でした。

この病気についてより理解が深まってくれることを願います。

ありがとうございました。